中浦日記

自由、気ままに。165/50/20G

思い出は春風とともに

お酒を飲める歳になったはいいが、上司に高頻度で宅飲みに誘われる中浦です。

20になったばっかりなんですよ、まだ3ヶ月ちょっとなんですよ、お酒慣れしてないのに誘いすぎでは??

なんて思ってる悪い子は私です。ちなみに昨晩も20時くらいに呼び出されて飲みました。飲みすぎて気分悪い。

 

 

 

 

今日の話題は武蔵野線。軽率に武蔵野線、って呼ぶんですけれども、一般人感覚だと「東京〜府中本町」もしくは「南船橋〜府中本町」の路線なのかな。

正しくは「鶴見〜西船橋」の路線です。この記事をきっかけにちょっとした豆知識程度に頭に入れておいてください。

鶴見〜府中本町間は休日1往復の「ホリデー快速鎌倉」号を除けば、全列車が貨物列車だけの区間になります。

 

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2019.6.28 配9722 EF64 1030[長岡]+205系 千ケヨM51編成

廃車および海外譲渡に伴うJ-TREC新津事業所入場配給 @東松戸

 

じゃあ逆に、「東京〜西船橋」「西船橋〜南船橋」は何線なんだ、って疑問が出てくると思いますが、こちらは完全に京葉線です。いつものオレンジの武蔵野線って呼んでる列車は、9割程度が武蔵野線から京葉線に直通している列車です。

余談ですが、京葉線の東京〜蘇我間が「京葉線」と呼称されているのに対して、市川塩浜西船橋間は高谷支線、西船橋〜南船橋間は二股支線、という支線になっています。こちらは沿線民にすら定着しておらず、この支線を通る列車の9割がいわゆる「武蔵野線」になっていることから、武蔵野線と呼ばれることも多いです。

京葉線内で武蔵野線の列車を区別する理由は何種類かあるのですが、たぶん一番重要なのは「武蔵野線の列車は8両編成」ということ。京葉線沿線にいるとわかりますが、京葉線の列車は「ワインレッドの10両編成」、武蔵野線の列車は「オレンジバーミリオンの8両編成」。駅によりますが停車する位置も2両分ズレるので、待っている位置には止まらない、ってこともあります。

また、これはあまり知られていませんが、京葉線(本線)の下り列車が東京始発で海浜幕張蘇我方面を目指すのに対し、武蔵野線の下り列車は府中本町始発で西船橋方面を目指します。

 

どういうことかといいますと、東京始発の京葉線は下り列車、東京始発の武蔵野線直通は上り列車になります。上下が逆転する区間は関東では珍しいのでは‪……‬?

 

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2020.3.11 4237A E233系 千ケヨ553編成+ E233系 千ケヨF53編成

固定編成不足による代走 @蘇我〜鎌取

 

こちら、東京始発上総一ノ宮行きの列車です。下りなので4桁の数字の最後が奇数の「7」で終わっています。

続いて

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2020.1.23 686E E231系 千ケヨMU14編成

各駅停車府中本町行き @東京

 

こちらも東京始発ですが、武蔵野線直通列車は上り、数字の最後は偶数「6」で終わっています。

なお、東京〜西船橋間の区間運用の列車に関してもこの例が使われます。

 

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2019.3.31 8180E E231系 千ケヨMU2編成

各駅停車西船橋行き @新浦安

 

不思議ですね。京葉線内しか走らないのに、武蔵野線と同じ付番方法を使うなんて。

ちなみに、南船橋方面に向かう列車は、京葉線東京始発も、武蔵野線からの直通列車も、上下が同じ方向を向くので、この上下逆転は東京〜市川塩浜間でのみ見られます。

 

 

 

 

無駄話で1000文字以上使ってしまいましたが。

 

今回の話題は武蔵野線の世代交代に着目しようかと。

 

武蔵野線といえば関東近郊では言わずと知れた中古車市場で、新製配置で武蔵野線に投入されたのは過去にもたった46両(103系6両×1編成、205系8両×5編成)だけ。

 

2010年のちょうど今頃、武蔵野線はほぼ全編成が山手線、埼京線から転出してきた205系が大量に配置されていました。

 

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2019.6.12 1609E 205系 千ケヨM30編成

各駅停車海浜幕張行き @東所沢

 

このケヨM30編成は、8両編成すべてが山手線から転入した編成です。山手線時代はトウ53編成を名乗っていました。転用時に中間3両を摘出、付随車1両(6扉車)は廃車、電動車ユニット(2両)は改造の上ほかの編成に組み込まれました。

この編成を含め、多くの編成が中間車の組み換えや改造を行い、武蔵野線に続々と配置されてきました。

 

2010年、9月に初めて205系ではない形式が配置になりました。

それが209系500番台です。

 

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2019.9.9 620E 209系 千ケヨM71編成

台風19号通過後の運転再開に伴う大規模遅延(4時間42分) @舞浜

 

209系500番台は、全編成が中央・総武線習志野電車区(当時)に投入されました。その後、京浜東北線京葉線と転属し、2010年に武蔵野線に初めてやってきました。

2010年の配置開始時は3編成のみで、当時は置き換えではなく、2010年12月の「むさしの号」「しもうさ号」の運行開始に伴う増発分として配置となりました。

 

その後、増発のために南武線から205系が転入するなど、しばらく209系は3編成のまま、205系が増えるという結果となり、近代化が大きく遅れている路線でした。

 

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2019.6.11 回9648M 205系 千ケヨM51編成

東所沢区予備車確保に伴う臨時回送 @西浦和

 

こちらが増備された205系パンタグラフが違うのが特徴です。

 

さて、205系が圧倒的大多数を誇った武蔵野線も、2017年にようやく大きな変化が。

 

山手線にE235系を集中配置、これまで運転されていたE231系500番台を中央・総武線に転用、中央・総武線の既存の編成は9割が他線区への転用が決定。

2020年3月改正では既にE231系500番台の全52編成が山手線から転用済、中央・総武線の運用はE231系のうち更新工事を実施し残存した6編成を含む58編成が担当。

中央・総武線に在籍していたE231系0・900番台は全部で47編成、さらに209系500番台のうち中央・総武線で残ったグループが13編成、この60編成全てが何らかの形で更新工事を実施し、E231系0番台から6編成は先述の通り残存、2編成が上野東京ライン開業に伴う常磐線快速の増備分に、E231系0番台の6編成と209系500番台の5編成が3000番台化の上川越・八高線に転用、残りの41編成がすべて武蔵野線に転入することになったのです。

 

この結果、205系全編成を置き換え、武蔵野線の車両がようやく更新されることに。

 

とはいえ、41編成の導入に対し、置き換えが必要なのは42編成。さらに1編成は運用増に伴う予備車なので、2編成が不足していることになります。これはどうなるのか未だにわかりませんが。

 

 

 

とまあ、そんな感じで車両の玉突き転用が行われることになり、2020年3月23日現在では転用改造が進むE231系が27編成、転用が終了した209系500番台は11編成、205系はわずか8編成が運用中、という段階まで淘汰されました。

 

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配9835 2020.1.16 EF81 134[長岡]+E231系 千ケヨMU14編成

転用改造および機器更新完了に伴うAT出場配給 @新習志野


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602E 2020.1.19 E231系 千ケヨMU14編成

営業運転初日は「しもうさ号」で運用開始 @新習志野

 

近年の車両が増えていく一方で、淘汰される車両がどうなるのか、気になりませんか。

正解は「廃車」です。

 

ただし、205系の場合は特殊で、本来廃車になる車両は基本的に解体されるのに対し、武蔵野線で活躍してきた205系は解体にはならず、全車がインドネシアKRLジャボデタベックへの海外譲渡が行われることになりました。

 

この海外譲渡に伴い、船積みを行うための配給回送が実施されています。

 

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これは第18回目となる配給回送、南武線から転入したM51編成の最期を記録してきたものです。

昨年6月に運用を離脱した同編成は車内広告、ドアステッカー、JRマークなどが剥がされ、方向幕の部分に「ジャカルタ」という装飾がなされています。この「ジャカルタ」表示は配給ごとに変化しています。第18回目はあやめの装飾でした。

 

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2019.6.28 配9722 EF64 1030[長岡]+205系 千ケヨM51編成

廃車および海外譲渡に伴うJ-TREC新津事業所入場配給 @東松戸

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同日 配9737 EF64 1030[長岡]+205系 千ケヨM51編成

廃車および海外譲渡に伴うJ-TREC新津事業所入場配給 @高崎

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同日 配9737 EF64 1030[長岡]+205系 千ケヨM51編成

廃車および海外譲渡に伴うJ-TREC新津事業所入場配給 @新津

 

第27回以前はこのように、京葉車両センター(千葉市美浜区)を出発し、慣れ親しんだ武蔵野線を走り抜け、埼玉県の大宮へ。その後、高崎線上越線信越線を駆け抜け、新潟県の新津に至るというこの配給のためだけのロングランが組まれていました。

 

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同日 配9737 EF64 1030[長岡]+205系 千ケヨM51編成

廃車および海外譲渡に伴うJ-TREC新津事業所入場配給 @J-TREC新津事業所

 

新津駅到着後、J-TREC新津事業所(新潟市秋葉区)へ押し込まれて長旅が終わります。これがJRの本線上を走る最後の姿、となります。

このあと、車両はトレーラーに積み込まれ、新潟西港(新潟市中央区)へ送られます。3〜5編成が同時に海上輸送される関係で、船積みを待つ姿も見ることができました。

 

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2019.7.3 205系 千ケヨM51編成ほか

船積みの時を待つ列車たち @新潟西港

 

日本を旅立つまでの最後の一時。新幹線代はバカにならなかったけど、無駄にはなりませんでした。

 

さて、この新津回りでの配給回送が行われたのは第27回目まで。第28回目以降はルートが変わることになりました。

 

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2020.3.11 配9723 EF81 140[長岡]+205系 千ケヨM25編成

廃車および海外譲渡に伴う甲種輸送送り込み配給 @千葉みなと〜蘇我

 

こちらは第33回目となる配給回送。新ルートは京葉車両センターを出たあと、京葉線蘇我まで南下し、蘇我からは京葉臨海鉄道を通り千葉貨物駅まで甲種輸送となります。蘇我の前後で配給か甲種か変わるのが面白いですね。

千葉貨物からは千葉港へ陸送され、こちらも船積みを待つことに。

 

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2020.3.11 千ケヨM25編成

甲種輸送待機 @蘇我

 

第33回目はスイーツの装飾でした。これは何を基準に決めてるんでしょうね。

 

新型車両が投入されて、快適に乗車できるようになる反面、このような形で車両がいなくなるというのを記事にしました。廃車後、海外譲渡になる例は全体で見るとそこまで多くなく、国内譲渡という例もありますが(日比谷線03系など)、廃車になった車両は解体というパターンが多いです。海外でこの先も走り続けるというのはある意味すごいことだと思います。これは、ステンレスで丈夫に製造された日本の車両技術が高く評価されているからにほかなりません。

 

そして、この記事を書いている最中にも、実は1編成が運用を離脱しています。

 

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2020.2.16 939E 205系 千ケヨM31編成

各駅停車東京行き @新浦安

 

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2020.2.16 1838E 205系 千ケヨM31編成

各駅停車府中本町行き @東京


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2020.2.16 2238E 205系 千ケヨM31編成

各駅停車西船橋行き @南船橋


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2020.2.16 205系 千ケヨM31編成

夜間停泊 @南船橋

 

この写真4枚に映る、ケヨM31編成。

武蔵野線に残るLED表示機の編成としては最後の1本でした。

3月19日の965Eをもって運用終了、配給回送を待つのみとなりました。

 

この編成は全車が山手線のトウ55編成からの改造・転用となった編成で、付随車1両は廃車、中間電動ユニット(2両)も改造され他編成へ編入、こちらはM34編成として武蔵野線で活躍してきました。

M34編成は第14回目の新津配給で旅立っており、既に現地での活躍を始めています。今回のM31編成の離脱で、かつてトウ55編成を名乗っていた車両全車がJR東日本から除籍となります。

 

今までありがとうございました。

現地の人に愛されるといいな。

 

半分の記憶

#6