中浦です。
部屋の中にこもる毎日になってしまいましたが、ブログやTwitterでの発信は今後も毎日続けていきます。
暇だしね。喋るの好きなので。
今日はいつも以上に視野を狭めて、とある路線のとある形式、とある編成のみに焦点を当てて話していこうと思います。
2020.2.28 B1190S 05-124F
深川出場試運転 @妙典
先日、05系7次車では最終となる全般検査を終えた第24編成。
05系自体、投入された時期に応じて1〜13次車と非常に多くの形態があるので、地元の人間すら同じ形式か疑いたくなります。
24編成は7次車ラストナンバーで、平成6年川崎重工製造。この編成の投入以降、25編成目の投入はさらに5年間が空きます。
と、同時に8次車となる25編成以降は顔つきが全然違う。話足りないのでこれはまたの機会に。
2019.10.6 B2347S 05-124F
各駅停車八千代緑が丘行き @東葉勝田台・八千代緑が丘
「アルミ・リサイクルカー」。
05系を含め、東京メトロの現有形式では唯一このマークが掲出されている編成です。
2020年2月末の全検後もその姿は見られます。
「アルミ・リサイクルカー」って、そもそもどういう事なのか。
単純な話が、車体の内装に「アルミ車両の廃車発生品を再利用した部材」が使われている、そんな車両です。
この部材の元になったのは営団地下鉄時代に製造された、5000系電車です。
ほとんどの車両がセミステンレスカーだった中で、1966年と67年に製造された21両のみ、試験的にアルミで製造されました。
当時の東西線は7両編成でしたから、3編成分の計算です。
10両編成に増強されるにあたって、ほかの編成とは違い中間車の増備は行われず、2編成(20両)と余剰1両に組み換えられました。
この時発生した余剰が「5453」号車です。
一時は車両数の都合、ステンレス車の編成に組み入れられる形で運用に当たっていましたが、平成5年に一足先に廃車解体となりました。
その際に、解体した金属を合金別に選別して回収し、融解させる形で元のアルミ合金に復元させ、この第24編成の部品として再利用されたのです。
鉄道車両におけるアルミ部材のリサイクル事例はこれが日本初となりました。
2020.2.28 A1190S 05-124F
深川出場試運転 @妙典
そんな営団5000系のDNAを残す24編成、2020年2月に無事出場、4月現在は何事もなく運用に。
ですが、このアルミ・リサイクルカーのマークが見られるのもそう長くないのかもしれません。
2019.10.15 05-121F
東京メトロは運行開始から24年程度経過した車両について、大規模な修繕・更新工事(B修と呼ばれる)を行うサイクルを組んでおり、現存する未更新の05系に関しては特に置き換えの予定もないことから、平成30年から6次車のB修がスタートしました。(置き換えの計画がある場合にはB修を行わずに廃車するケースもある)
写真を比べてみるとわかりますが。
上がB修の完了した6次車(21編成)、下がB修されていない7次車(24編成)。
ALマーク以外の差が顕著に現れています。帯の色が明るくなったり、車番の位置が下側に移設されてたり、行先表示LEDがフルカラーのものに更新されてたり、前照灯がコイト製の多灯式LEDになってたり……とまあ更新内容の多いこと、多いこと。
でも、見た目だけ変わってるならアルミ・リサイクルカーマークを心配する必要はないのでは?って思うかもしれません。
しかし見た目だけ刷新されている訳ではなく、内装に関しても交換、更新が行われているので、リサイクル部材の使われている部品が交換される可能性もありえます。そうなってくると、リサイクル製品を使用していないのに「アルミ・リサイクルカー」を名乗ることに。さすがにそんなことしないんじゃないでしょうか。知らんけど。
数年以内にもう見れなくなるのかも……?って考えちゃうんですよね。悪いオタクだ。
あくまでも予想なので、そこはわかりませんけど。
2020.3.6 A611K 05-124F
各駅停車津田沼行き @妙典
2020.3.6 臨A991S 05-124F
だからいつも心がけてます。
撮れるうちにたくさん撮っておこうねえ🥰
ってね。
日常なんてあっという間に終わってしまうので、機会があるならいつでも追い続けたいです。
永遠に続くものがないっていうのは当然っちゃ当然ですし、後悔ないように、今日もカメラを持ちたい。
そうだ、カメラだ。
カメラを持たせてくれ……。
discord
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