先日、08系の走行音、収録したじゃないですか。あの時収録した編成、押上でそのまま夜間留置だったわけなんですけど。
翌日、所定通りに流れたんですが、それを最後に運用を離脱したようで。
5月16日、つまり昨日ですね、昨日の最終列車終了後に所属の鷺沼検車区から新木場CR入場のための臨時回送が行われました。
あの時乗ったのを最後に、あの音が聴けなくなる。電車なんて興味ない人からすればどうでもいい現実。
でも、あの日が最後になるとは思ってなかった、って後悔してしまう前に、やりたいことはやっておいた方がいいんだと、本気で思いましたね。
開幕から内容が不明ですが、今日は引き続き115系の話を。
□N-34編成(2018.8.5大宮総出場)
2019.12.31 3374M 115系新ニイN-34編成
快速新井行き @新津
新潟地区に残る7本のうち、2本目の編成。ほぼほぼ昨日話をしたN-33編成と同じ経歴をたどっていて、2001年にリニューアルを受けたか受けてないか程度しか差がないまま2013年まで推移することに。
N-33編成はリニューアル未施工のまま2013年に新潟へ転出、この編成は2001年にリニューアルを受けた後は長野地区での運用を2014年まで継続。
2014年以降、長野地区は211系の転入で余剰になった編成が多く発生しており、新潟地区の115系のうち古い編成を置き換えるべくほぼ同時期に5編成が転出しました。
この同時期に転出した5編成はすべてリニューアル施工済で、SIV(静止形インバータ)を搭載しているなどの差異があります。
この編成は2014年4月、明日紹介予定のN-35編成と同時に長野から転入。7月より運用を開始しましたが、その年の12月には検査のため長野へ入場、三次新潟色(いわゆるJKワイパー)になって出場しています。(運用開始当初は長野色でした)
この三次新潟色、115系のうち正規リニューアル工事が施工された編成がまとう塗色で、N-34編成が二次新潟色ではなく三次新潟色に刷新されたのはそういう理由だったのだと思います。
このあと、新潟に転出してきたリニューアル施工済編成は一旦全部この三次新潟色になっていますが、2020年現在この塗装を維持しているのはこのN-34編成のみ。
ほかの塗装も数通りありますが、いずれも復刻塗装。正規の流れを組んだ塗装を維持している編成は実はこの1編成のみ、というのはあまり知られていない話。
二次新潟色はリニューアル未施工の編成がまとう塗装だったのに、現在二次新潟色の編成はリニューアル施工済。なにかとおかしい。
115系自体、JR東日本では7編成しかいないのに、全編成で塗装が違うというのも変な話ですがね。遊び心満載の新潟支社には頭が上がりません。
「地域色」とよばれる塗装が特に多い新潟地区だけに、いろんな復刻の仕方をしてくれるのは嬉しいです。
正当な塗装を残しているこの編成にはできるだけ長い活躍を期待したいところ。
JKワイパーは食用ではありません
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