こんにちは。ブログを開いてくださりありがとうございます。
前置きとしてはやや盛大にはなりますが…。
先日、着ぐるみイベント「夢もふ!」が初開催となりました。
催事における主催というのも初めての経験になりましたが、参加された皆様のご協力を賜りながら、概ね満足できる形まで持ってこれたと思っています。まずは参加された皆様、誠にありがとうございました。
奇しくも、ここBumBスポーツ文化館はJMoFに次ぐ大イベント(と勝手に思っています)「kemocon」の前身、「とらんすふぁ」の第1回(2005年)開催地ということで、18年越しに新木場・夢の島でのケモノ着ぐるみイベントが帰ってきたとも言えます。
当時はこの界隈のことなんて全く知らない5歳児だった私、どんな英才教育を受けてこんな企画を作る人間になってしまったやら…。
とまあ、原点を知らない人間ではありますが、意図せず原点回帰が実現することになったわけで、一番重圧を感じたポイントはたぶんそこになります。
今回は23歳にして着ぐるみイベント初参加、からのイベント初主催に至った経緯、そこから実際に第1回夢もふ!~新木場・夢の島で会いましょう~を作り上げた感想や反省点なんかをまとめてみようと思います。
文字ばっかで読んでられねえ!って人は読まない方がいいカモ…
1.そもそも、なんで夢もふ!を作ったのか
イベントを作るからには理由があると思います。当時「とらんすふぁ」はどういった経緯でできたイベントだったのでしょうか、おそらくは同じ趣味を持つ同志との交流が主だと思うのですが。
そもそも1か月前の私は「参加する側」としても初めてだったわけで、まさか自分がイベントを主催する側になるとは思っていませんでした。
私にとって初参加になったのは、福島県で行われたイベント「みちのく」。初めてこういうイベントに参加した私にとって、それは夢のような空間でした。あの楽しい空間を経験してしまうと、次行けそうなイベントなんかをどんどん探してしまうんです。
すぐ直近には国内最大級のイベントJMoF2023があるわけなんですけど、10月の時点でホテル争奪戦に敗れた私は、参加しない方向でいました。後に「推し」が来ることが判明し、急遽2日間参加することになってしまうんですが。
で、直近で参加できそうなイベントがない!ってことで、なかなか頭がぶっ飛んでる私は次のように考えました。
「イベントがないなら、作ればいいじゃない」
正真正銘のアホですよね。なんだお前、って1ヶ月前の私に突っ込みたくなります。
5月に予定しているイベントの原案ができたのは12月6日、つまり「みちのく」の2日後には企画を発案していたことになります。人間火が付いたらとことんやっちゃうんですね…。
2.なぜ、新木場だったのか
発案後。色々な人に意見をもらいました。至極当然な意見ですが、やはり「経験・実績がない」というのが非常に大きいですね。未開拓の新規イベントを立ち上げようとしているのに、実績もなにもない私に、果たしてついていきたいと思う方はどれだけいるやら…。
で、頂いた意見の一つに「公民館で小規模のイベントはどうか」というものがありました。
なるほど確かにと、いきなり大きいのを…というよりは小さいもので経験を積むのは大事だな、ということで動き始めました。これが「夢もふ!」の原点です。
ついでに、「1月下旬はほかのオフ・イベントないよ、やろうよ」という言葉をくれたフォロワーを主催に引っ張りました。巻き込んでしまって本当に申し訳ない…。
手当たり次第に公民館を当たるのはなかなか難しいので、まず地元・浦安市の公民館の利用に関して下調べ…しかし、どうやら「利用者の半数以上が市民もしくは市内に通勤・通学していること」が条件らしく、ハッキリ言って現実的ではないという判断に。
とそこへ、新木場のBumBスポーツ文化館はどうかという案が出てきます。
使用料も高くなく、そこそこの人数が収容できる施設ということで、さらには立地が極めて良いということもあって、理想的という考えに至りました。
あともう一つ付け加えるとすると、私が想像したのはやはり初めて参加したイベント、「みちのく」の姿でした。
小規模なイベントを…という意見から生まれた原案は、私の中で既に「みちのくのような交流イベントにしたい」という思いでより大きくなってしまうことに…。
将来的にあの規模に持ってこれたら、という考えもあり、この時点で私の中では覚悟が決まっていました。
3.夢もふ!ができるまで
まず、とにかく打ち合わせを綿密に行いました。毎日のように「会議」と称してTwitterのスペースで考えを話し合い、催事として具体的に何ができるか、どういった方向性に持っていくか、そんなことを話し合いました。
で、実際に現地を見てどんな会場になるのか、動線は問題ないか、レイアウトはどうしようかといった中身を熟成させる「下見」も行きました、それも2回。
屋外での撮影に関しても許可をもらいにいく形で、公園事務所にも顔を出したり、本当にここが始まりなんだなと感じていました。
しかし、いざ下見に行って数回打ち合わせをすると、注意事項の明文化やイベントそのものの進行といった重要事項が出てきたのですが、それ以上に壁になったのが、「人を集めること」。私も今回初主催ということで、とりまとめた経験はありませんし、実績がないから果たして集まるのだろうかと不安でいっぱいでした。
なので、とにかく毎日のようにアピールを続け、スペースに来てくださった方に宣伝してみたりする日が続きました。
JMoF初日には定員という段階まで持ってくることができ、ありがたいことにイベントそのもの自体は当日に向けた注意喚起くらいになりました。
そして、私たちは当日を迎えます。
4.夢もふ!を終えて
まずは、結果。
個人的な完成度は60~70%くらい。初開催のイベントにしては概ね満足いく形になったと思います。また、参加者の皆様のツイートを見ていると、成功と言えると思います。
一方で、次回につなげるために改善点もいくつか見つかったので、そこらへんもちゃんと上げていこうと思います。
①圧倒的人員不足
主催、私ともう一人だけ。スタッフなんていなかった。これが1番気にしてるポイントでした。
というのも、私のやることって結構多くて、現場の管理、屋外撮影の経路誘導、周囲環境の監視、さらには公式カメラマンとやることがもりだくさん。撮影枚数もトータル180枚程度、そこから厳選して現像した結果100枚とかになった気がします。
地味に会場となった部屋の位置がわかりにくかったというのもあります。誘導係もお手伝い頂いてしまったのが本当に申し訳ない。
カメラに専念できるちゃんとしたスタッフさんを付けた方がいいんじゃないかな?というのもそうですし、屋外撮影中も周囲環境を常に見続ける必要もありますから、カメラを構えてる時間より周りを見てた時間の方が長くなってしまいました。
次回以降、スケールを拡大しての開催を考えているので、これはなんとしても解消したいポイントの一つですね。
②時間の割り当てをより的確に
現場復旧・完全撤収が17:30という中、16:50に閉場宣言ということで、撤収作業が若干あわただしくなっていました。これは反省点といえると思います。
仮にこのタイムテーブルでは、16:50の時点でキャラクターは出し終えている状況が望ましく、また少しずつ荷物の整理が進んでいるくらいでもいいはずです。あと10分早く閉場宣言をしてもよかったかもしれません。余裕があんまりなかったので、最後の最後でバタバタしてしまったのはよくなかったです。
③その他
更衣室の配置やHDMIケーブルの手配漏れなど、細かいところはいくつかありました。イベントの進行上支障が出てくるようなことはありませんが、細かいところにまで意識を向けて、よりよい環境を提供できるようにしたいですね。
④主催の睡眠不足
これは本当によくないと思うんだよね。途中で充電切れを起こして身体が死にそうになりましたが、まあなんとか耐えました。仕事柄仕方ないのでどうにもできませんが…。
では逆にやっておいてよかったことなど。
①下見
これは本当に大事でした。
下見に行ったことで、机・椅子等の配置をある程度考えることができたり、現場内の動線を把握できました。これはかなり有意義なので、今後初開催のイベントを展開することがあればやっていこうと思います。
②繰り返し宣伝
やはり宣伝が大事だ。繰り返し告知を重ねることで、興味を持ってくれる人はどんどん増えたと思います。
そして、今回実際にイベントを成功させたことによって、TLに夢もふ!の写真や口コミが流れるわけですが、それによって次回は参加したい!って声もきっと上がると思います。総責任者兼広報部長頑張ります。
③入念な打ち合わせ
細かい注意事項などをとにかく話し合いました。主催間で意見の相違がないよう、基本的な意見の擦り合わせができていたので、お互い流れ(とはいってもないようなものだけど)を離反なく把握できていました。次回開催時も事前に何度も会議を重ねられたらいいですね。
5.むすび
個人の感情も入りますが、とにかく楽しかったです。
イベントを作るという経験自体なかったですし、これを実際に成功させることができるとは、きっと1ヶ月前の私は想像もしてなかったでしょう。
成功の理由として一番大きかったのは、参加者に恵まれたことだと思っています。
イベントにある程度慣れている方が多く、皆様とても協力的だったので、運営自体も円滑に進めやすかったと思っています。目立ったトラブルがなく、最初から最後まで安心してイベントを続けられたこと、これは非常に助けられました。
そして、運営チーム…といっても2人きりですが…がちゃんとしっかりチームになっていたこと。事前に丁寧に打ち合わせをしましたし、会場内での分担もしっかり果たせていたので、臨機応変な対応が求められても滞りなく進められたのではないかと思っています。
振り返りってこんな感じでいいのでしょうか?
なんとなく反省点と良かった点、感想をあげてきましたが、初主催の経験値は蓄積されたんじゃないかなって思います。
獣ヶ島の主催、たけふじ狐さんがよく言っている「主催をやる側の人間が少ない」という話ですが、自身のやる気と周りの人の支持次第では新しいイベントを立ち上げて、ある程度の段階まで成功させることはできるんだ、ってことも添えておきます。みんな、主催やろうね。
長くなってしまいましたね。この辺で終わろうと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
きっと次も新木場で
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