さて、リフレッシュのおかげか少しだけ元気な中浦です。
元気田支店長〜!!って感じ(わかる人にはわかる高度なネタ)
今日は何を話そうかな。
旅行欲が強いので、新幹線の話でも。
本当は高速道路とかの話題も楽しいんですが、いかんせんにわかだし、話せるような内容があまりない。
もっと勉強してから話しましょうね。頑張ります。
2020.3.8 347C E7系幹ニシF21編成
「とき」347号 @新潟
新幹線の「号数」って気にしたことありますか?
いや、普通はないでしょう。
新幹線の号数って、実は法則性があったりして、ちょっとだけ面白いんですよね。
今日はJR東日本・北海道・西日本の東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸(長野経由)新幹線の号数を紹介していきます。
□東北・北海道新幹線
2018.9.2 257B E5系幹セシU31編成
「なすの」257号 @大宮
東北・北海道新幹線は「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」の4種類の愛称が存在します。多くの「はやぶさ」は盛岡まで秋田新幹線「こまち」、「やまびこ」は福島まで山形新幹線「つばさ」と併結運転を行います。
列車番号になってしまうと確実に説明が長引くので、列車愛称ごとにまとめて説明していきます。
「はやぶさ」
300km/h以上で運転する区間を含む列車が該当します。2011年運行開始とかなり新しい列車愛称ですが、2009年までは東京〜熊本間を結んでいた寝台特急の愛称でした。東北方面の新幹線の愛称に採用されるに当たって、JR九州に承諾を得るなどちゃんとそこら辺はしっかりしているようです。
E5系・E6系・H5系が全ての列車に充当します。現時点でJR東日本・北海道の新幹線車両で営業300km/h以上なのはこの3形式だけですからね。
E6系が併結する列車は「はやぶさ・こまち」として運転されることがほとんどですが、定期列車でも一部は東京〜仙台・盛岡間のみの運用があり、こちらの場合はE6系も「はやぶさ」として案内されます。秋田新幹線に直通しない列車には「こまち」を使いません。
基本パターン
東京〜仙台・新青森・新函館北斗間…1〜60(仙台発着便はグランクラスのアテンダントサービスなし)
東京〜盛岡間…101〜112(例外的に6号も盛岡始発)
仙台〜新函館北斗間…95・96
ちなみに、H5系は4編成しかないので、非常に遭遇しにくいです。
基本ダイヤは決まっているので、狙って乗るのが一番。
2018.9,2 3010B H5系函ハシH3編成+E6系秋アキZ7編成
「はやぶさ・こまち」10号 @大宮
「やまびこ」
2019.8.16 55B E3系幹セシR22編成+E5系幹セシU8編成
「やまびこ」55号 @郡山
300km/hで運転する区間がなく、盛岡以北には乗り入れない列車が該当します。
車種は多岐にわたり、E2系・E3系・E5系・E6系・H5系の5形式が充当します。このうち、E2系で運転される「やまびこ」のみ、E3系1000・2000番台「つばさ」併結列車が存在し、該当する列車は東京〜福島間では「やまびこ・つばさ」として案内されます。
また、E3系0番台が最後まで速達運転を行うのもこの「やまびこ」の一部便のみとなりました。この場合はE5系との併結になりますので、かつての「はやて・こまち」を彷彿とさせるE2系J編成との併結はありません。
速達タイプの列車ではありますが、一部は各駅停車の便も存在します。ただ、「なすの」との差別化の意味もあり、郡山以北に乗り入れる列車であれば「やまびこ」になってしまうようです。なお、仙台以北の運用がある列車も、仙台以北は各駅停車となります。
「やまびこ」に121号が存在しないのは後述。
基本パターン
東京〜盛岡間…40〜60
東京〜仙台間…122〜159(速達タイプ・一部除き「つばさ」連結)・201〜223(停車タイプ)
那須塩原・郡山〜仙台間…290〜293
仙台〜盛岡間…94〜99
「なすの」
郡山以南のみで完結する各駅停車タイプの列車で、データイムは2時間に1本程度の運転。使用形式は「やまびこ」とほぼ同じながら、定期便ではH5系を使用した列車の設定がありません。
基本パターン
東京〜小山・那須塩原・郡山間…251〜284
「はやて」
かつて東北新幹線が八戸延伸したと同時に運行を開始したと同時に、東京〜八戸間を中心に運転されていた最速達タイプ。
E5系の登場で徐々にスピードアップする便が増え、300km/h以上で運転する列車は「はやぶさ」に名前を変え運転されるようになり、結果的に「はやて」は2019年改正を最後に東京口の定期列車が全滅。現存するのはたった2往復で、かつての東北新幹線の王者としての風格はなく、基本的に各駅停車の形態をとっている。
1往復のみ北海道新幹線への直通列車として設定されているものの、盛岡〜新函館北斗間という短区間の運用であり、いわて沼宮内以外の全駅に停車する一方で、残る1往復は東北新幹線としての役割を完全に放棄した、「北海道新幹線完結」という列車になっている。新青森〜新函館北斗間で完結する列車はこの「はやて」の1往復のみで、「はやぶさ」にも存在しません。北海道新幹線の愛称になってしまっていますね。
臨時列車で東京発着が復活することもあるようですが、基本的には超繁忙期のみ。臨時列車に関しては運転区間に応じてE2系が充当することもあるようですが、定期2往復はE5系専属。今後東北新幹線にはE5系の投入が続きますから、E2系「はやて」はもう見られないのかも。
基本パターン
2018.9.2 9297B E6系秋アキZ19編成
団体列車 @大宮
「こまち」
秋田新幹線開業当初から使用されてきた愛称。現在はE6系のみが充当しますが、E3系と混同していた1年間のみE6系使用列車は「スーパーこまち」として運転されており、定期列車の完全置き換えが完了したタイミングで「こまち」に統一され現在の形へ。
現行ダイヤでは全定期列車が東京〜盛岡間で「はやぶさ」と併結運転を行うので、E6系単独編成の運用は東北新幹線内では基本的には見られません。
一部臨時列車では仙台以北で単独運用が見られるケースもありますが、その場合「はやぶさ」は仙台以北を各駅に停車する列車とすることで速達列車と停車列車の分離を図っています。
定期列車では大宮〜仙台間は全列車がノンストップになります。
基本パターン
東京〜秋田間…1〜38(併結する「はやぶさ」の号数と同じ)
仙台〜秋田間…95・96(併結する「はやぶさ」の号数と同じ)
2018.9.2 127B E3系幹カタL62編成+E2系幹****編成
「やまびこ・つばさ」127号 @大宮
「つばさ」
全列車がE3系で運転されますが、こちらは山形新幹線車両センター所属の7両編成で、1000番台と2000番台が充当します。
新幹線総合車両センター所属の0番台は6両編成で、「つばさ」には充当しません。
こちらも大部分が東京〜福島間で「やまびこ」と併結運転を行いますが、山形新幹線内で完結する山形始発の下り一本(171号)と、東京始発の初電(121号)と新庄始発の最終(160号)のみ、E3系7両編成での運用を行います。この場合も、11〜17号車として扱い、1〜10号車が存在しないレアケースとなります。
ちなみに臨時列車でも単独運転を行う列車が存在するほか、休日を中心に「とれいゆつばさ」編成の臨時列車が運転されます。
基本パターン
東京〜山形・新庄間…121〜160(「やまびこ」併結列車は号数が同じ)
山形〜新庄間…171
2020.2.23 4081C E4系幹ニシP51編成
東京・越後湯沢・長岡〜新潟間の「とき」系統と、東京・上野〜高崎・越後湯沢・ガーラ湯沢間の「たにがわ」系統の二系統に分かれます。
現在唯一残る二階建て新幹線Max最後の砦であり、「Maxとき」「Maxたにがわ」は最大16両編成で運転されます。
冬季の臨時列車の数がすごい路線でもあります。
「とき」「Maxとき」
上越新幹線のうち、新潟を発着する全ての列車が「とき」を名乗ります。二階建てのE4系充当便は「Maxとき」です。
他の新幹線路線とは違って、発着駅の系統ごとにまとめられている関係で、停車駅のパターンも非常に多いです。
E4系の一部「Maxとき」は東京〜高崎・越後湯沢間で「Maxたにがわ」を併結する列車が存在しますが、この場合は「とき」系統の号数・停車駅を踏襲します。
基本パターン
東京〜新潟間…300〜351
越後湯沢〜新潟間…480・481
長岡→新潟行…491(休日運休)
「たにがわ」「Maxたにがわ」
上越新幹線のうち、新潟まで行かない列車全てが「たにがわ」を名乗ります。E4系充当便は同様「Maxたにがわ」です。
一部を除き、ガーラ湯沢スキー場の営業中は上越線(ガーラ支線)に直通し、ガーラ湯沢まで運転します。定期列車も冬季ダイヤではガーラ湯沢乗り入れ便がそれなりにあります。
冬季以外は東京・上野〜高崎・越後湯沢間が基本で、この区間はE4系で運転される「Maxたにがわ」のうち「Maxとき」と併結する列車を除き、ほぼ全列車が各駅停車となります。
2020年改正で誕生した「たにがわ」474号は、新幹線では唯一、上野行きの定期列車であり、本庄早稲田を通過するといった迷要素の詰まった列車です。
基本パターン
東京〜越後湯沢(ガーラ湯沢)間…321(「Maxとき」併結列車)、400〜417
東京〜高崎(ガーラ湯沢)間…316・348(「Maxとき」併結列車)、470〜475
上野←高崎間…474
2020.2.23 1315C E7系幹ニシF25編成
「とき」315号 @高崎〜上毛高原 (※写真がないため代用)
今最も注目を集めている新幹線です。使用されている形式はE7系、W7系に統一されており、共同開発なだけに仕様はほぼほぼ同一。
開業当初から使用されていたE2系N編成は撤退済。見られるのは青色の新形式だけになりました。
上越新幹線にも同一の形式が使われているのは既知の事実ですね。
「かがやき」
最速達タイプの列車。ほぼ全定期列車で停車駅が統一されており、一往復が上野に止まるか止まらないかの差だけ。
臨時列車の設定も多く、ほぼ毎日運転の列車も存在。
基本パターン
東京〜金沢間…500〜519
「はくたか」
かつて越後湯沢〜金沢〜福井・和倉温泉間で運転されていた北陸特急の愛称がそのまま受け継がれました。
速達タイプの位置づけではあるものの、長野以西では三往復のみが飯山を通過する他は各駅停車に。
また、繁忙期を中心に、一部「あさま」が延長運転という形態を取り「はくたか」に変わる場合もあります。
基本パターン
東京〜金沢間…551〜577
長野〜金沢間…590・591
長野〜上越妙高間…596・598
「あさま」
開業当初から東京〜長野間で運転されてきた列車です。
現在は「かがやき」「はくたか」にイメージが取って代わられていますが、運行区間も変わらずに継続的に運転中。
JR東日本区間では停車タイプという位置づけにはなりますが、各駅停車ということはなく、一部便は通過駅が存在します。
基本パターン
東京〜長野間…600〜633(605・624の1往復は金沢発着「はくたか」として延長運転する場合あり)
軽井沢→長野間…699(休日運休)
「つるぎ」
北陸新幹線の金沢延伸と同時に、特急「サンダーバード」「しらさぎ」の富山乗り入れが廃止になったため、その分の補填を行う形で設定されたシャトル列車。
全列車が富山〜金沢間各駅停車で、グランクラスが締め切りとなる唯一の列車です。基本的に、8〜10号車も締め切り扱いですが、こちらはグリーン車(11号車)利用者向けに通り抜けが可能になっています。8号車は一部指定席として営業する列車もあります。
基本パターン
富山〜金沢間…700〜735
とまあ、こんな感じに細かく分けることができたわけですが、多分覚えきれないので、最後は簡単に分けてしまいます。
1〜 東北・北海道・秋田・山形新幹線「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」「こまち」「つばさ」
300〜 上越新幹線「とき」「たにがわ」「Maxとき」「Maxたにがわ」
600〜 北陸新幹線「あさま」
700〜 北陸新幹線「つるぎ」
ざっと分ければこんな感じ。そこまで難しくありませんね。
ちなみに臨時列車に関しては、上越新幹線を筆頭にパターン化しにくい列車が非常に多く、私も頭を抱えるしかないので割愛としました。
上越新幹線の「たにがわ」「Maxたにがわ」はマジで沼だから、これ覚えたら抜けられないわ。
これ書いてて思った。やっぱり新幹線乗りたいね。
早く収束してくれるといいな。
もっと自由でいい
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