七夕に蘇る!急行「利尻」を追って~北の大地から令和の里山へ~
こんにちは。
本日もブログを開いてくださりありがとうございます。

急行3号 @上総久保~高滝
さて、今回も毎度お世話になっている小湊鐡道の記事です。
ただし今回は割とガチめな撮り鉄記録でもありますので、その点ご容赦頂けると幸いです。
昨年から不調が続き、今年度も9月末までの運休を決定しています。
その代役として運行される観光急行に抜擢されているのが、毎年お世話になっている小湊鐡道のキハ40系気動車。
そしてこの観光急行、なにやら面白いコラボを開催するとのことで…。

観光急行1号 @上総中野
実際に見てきました。
この見慣れない天北のヘッドマーク(以下HM)。こちらはJR北海道とのコラボイベントとして、かつて宗谷本線を走ったキハ400系の急行列車のHMを小湊鐡道のキハ40系に掲出して走る、というものです。
まあ正直、ターゲットの層が限定的過ぎて、好きでもない方からしてみれば何がいいのかわからないコラボにはなりますが、このコラボ、月によって掲出されるHMが異なるんですよね。
6月までは「天北」、7月は「利尻」、8月は「サロベツ」、9月には「宗谷」と、4種類も掲出してくれる大盤振る舞い。
そして熱心なマニアではありませんが、この私ぜひとも「利尻」だけは必ず収めたいと、撮影に出向いたわけです。
なぜ利尻なのかを語り始めると、それだけでブログが終わってしまうのでここでは割愛。
ということで2024年7月7日、世間一般では七夕と言われる日ですが、観光急行が運行されるのは毎週日曜日。この日は「利尻」HM初日ということになります。
初日だから行きたかったわけではなく、天候条件がそこそこ良かったから機会があるうちに行きました。なにせ4週間…つまり4回しか拝めないHMですからね。
それだけです。
レンタカーも借りて気合十分。まずはHMが目立つ正面を狙いたかったので、五井出てすぐのカーブから撮影することにします。

上総中野行き @五井~上総村上
一本前です。正面をしっかり抑えられることを確認していざ本番を迎えます。

観光急行1号 @五井~上総村上
急行「利尻」が令和に蘇った瞬間です。
光線も相まって本当に美しい状態で記録できたのは幸運でした。
さてこの観光急行、ダイヤにかなり余裕を持っているため、追っかけが可能な列車になっています。
当然のようにレンタカーを走らせ追っかけ…るつもりでしたが、機材の設定ミスで1号の写真はこれだけに…誠に遺憾であります。
気を取り直して上り2号、しかしこちらは上総中野から上総牛久までの短い区間のみの運行です。したがって、北向きに走る列車を順光で狙えるスポットはかなり限られるので、側面重視で抑えられる安定の現場へ。

観光急行2号 @月崎~上総大久保
首都圏色重連が美しい!
2両をちゃんと見比べてみると、同じ首都圏色なのに仕様が異なるのがよくわかります。
五井方のキハ40 3は小湊鐡道入籍後タブレット防護柵が各扉に設置された車両です。
養老渓谷方のキハ40 5は同じ2000番台由来ながら、国鉄時代にトイレの撤去工事を受けた1000番台の車両です。そのため側面の小窓が撤去の上埋められています。
ここだけ切り取ると本当に北海道の原野で収めたかのようにすら錯覚します。残念ながら、ここ千葉県市原市なんですけれども。
上総牛久を折り返す3号を収めるため、今度は北上。
編成で収めたいので、ストレートで撮れるスポットへ。

観光急行3号 @上総久保~高滝
これは気持ちいいですね。良い収まりでした。
先頭に影が回ってしまいましたね、光線自体は問題なかったのですが。
3号はそのまま南下して追っかけ。

最後も縦構図での撮影になりました。安定ですし、そもそもHMがメインみたいなところありますから。
とりわけこの撮影地は背景が完全に山なので、北海道の奥地みたいな雰囲気が多少は出てるかも?なんて思っちゃいます。
さてこの観光急行、運用をなるべく首都圏色重連になるようにうまく回しているという話で、結果的に1番違和感のない無難な姿を収めることができました。そもそも実際の急行「利尻」では専用塗装のキハ400系だったので、全くの別物といえばそうなんですが。
正直まだ撮れるチャンスがあるならと狙いたい気持ちでいっぱいですが、何はともあれ無事しっかりHMの写真を収めることができましたので、とりあえず今回のところはここまでとさせて頂きます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回からはまた主催・企画関連のあれこれとか、イベント等の撮影記録でもいろいろ書きなぐれたらと思います。
夏の近道
#514
余談・急行「利尻」について
本項で何度も登場した「利尻」という列車について。
かつて札幌~稚内間を結んだ夜行急行の列車名です。ただし、晩年は特急に格上げされたため、急行として走ったのは1968年の急行格上げから2000年までの間でした。
そして、その間にキハ400系が運用に充当したのは1991年3月改正から特急格上げまでの9年間。結構珍しい列車だったわけです。
上下ともに22時台に始発駅を出発して、翌朝6時に終着駅へ到着する、本当の夜行列車だったため、今回撮影したような光線での撮影機会は、まず恵まれなかったのではないでしょうか。
そして編成自体も3両目に14系客車のB寝台車を連結した5両編成だったわけで、今回の急行「利尻」は「あったかもしれないIF」くらいの世界線になります。そんなIFの世界線を楽しめる方が趣味としての活動はきっと面白い。そう気付かされる1日でした。