こんにちは。中浦です。
2023.5.13 @上総牛久
先日の「里山獣聞録」の高揚感が未だに抜けません。やり切っちゃったなってずっと言ってる。
それくらい、充足感のあるイベントになったと思います。
さて、ここからは少々真面目な話です。
1月28日の「夢もふ!〜新木場・夢の島で会いましょう〜」、5月13日の「快速「里山獣聞録」号」と既に2つの企画を主催させて頂いたわけなんですが、次回はというお声をいただく機会も多くなり、私そのものの認知度も徐々に向上しているのかなと感じています。
もちろん、イベント企画するのは楽しいし、主催も当面は続けていきたいとは考えています。
主催するにあたって、2回の企画からいろいろな学びもあり、ちょっと考えていることを今回は出して行ければと思います。
学割制度の導入
1つ目は「学割制度」です。
夢もふ!は2,000円と、この界隈のイベントとしては相場ともいえる価格帯ではありますが、里山獣聞録に関しては最低5,000円と、日帰りのイベントにしてはやや高い印象になります。
まあそれでも行きたい人は行くじゃん?って話ではあるのですが、一方で学生さんにはやや高いと感じる部分がきっとあると思います。特に地方から出てきている方ならアルバイトで生活が精一杯だったり、そういうことも絶対あると思うんです。
私が主催するイベントは「敷居が高いもの」であってはいけないと考えます。
これは、私がおそらく最年少の企画屋であり、イベント主催者だと思うからこそあえて言いたいことなんですが、若い層があまり多くない、もっといえば20代前半やそれ未満ともなると割合としては極めて少数派になると思います。
理由はおそらくいろいろあると思うのですが、趣味として経済的に余裕がある人のものになっている部分は否めないのかな?って感じです。少なくとも、学生のうちに自作してキャラを持ちました!なんて人は多くないですし、工房に依頼してお迎えなんてそのまた夢になります。というか私も未だにお迎えの予定ありませんし。
で、じゃあキャラなしでイベントに参加すればいい!という考えもあるとは思いますが、キャラクターがいないとこの界隈では楽しめない!って思っている層が一定数あるのは確実です(実際私も半分そうでした)。
私の独断と偏見で語っている部分はあると思うのですが、大体はそういった背景から敷居の高さを感じる人は多いのかなと思ってしまいます。
ですが、仮にですよ。
学生のうちは1,000円で参加できるから来るだけ来てみてよ!ってなったら、どう思うでしょう?
2,000円払っていくのは…という方に対しても、ちょっと興味を持ってもらえるんじゃないでしょうか。
色んな方がおっしゃる通り、この界隈はイベントの主催をやる人間がいないというのは事実でして、新規のイベントが増えることってあまり多くないらしいんですよね。加えて、主催陣はもちろん人ですから、ちゃんと歳を取ります。
そうなってきた時に、誰がこの先のケモノ文化を盛り上げることができるのかと言われたら、やはり我々若い世代になると思います。
この先もイベントを継続していくことや、文化を途絶えないようにするためにも、こういった入口は絶対に広い方がよくて、敷居が高くなってはいけないと思うんです。
だから、せっかく学生のうちに興味を持ってくださった皆様にも、大きな手を広げて「おいで!」と言ってあげたい……そういった考えから、1つの案として「学生割引」は定着させたいなと思います。
来年の「夢もふ!2」でも早速採用しようと思っていますので、参加してみたい人とか興味のある方はぜひ、新木場・夢の島へお越しくださいな。
主催チームの結成
2つ目は「主催チーム」です。
前回夢もふ!は事実上2人の主催という形で成立し、今回の里山獣聞録は私主催+1人のスタッフという形で成立しました。
ハッキリ言って、無茶です。
この先イベントをもっと大きくしたいとか、色んな企画をやっていきたい、という意識があるとすれば、スタッフを確保するのは必要不可欠と言わざるを得ません。
私にとって初イベントがTAF(東北アニマルファミリー)というチームの「みちのく」だった訳ですが、ああいったチームを作ることができるのが理想かなって思います。
というのも、スタッフはスタッフで交代しながらキャラを出したり会場の巡回をしたり…というのがちゃんと成立していたのがTAFさんなんですね。
みちのくから着想を得て理想像が確立しているからこそ、ああいったチーム運営をできればいいと思いました。
まあスタッフとなれば行動に制限が出るから、キャラクターに専念したい人にはお願いしにくいのですが、キャラ持ちでもちゃんとスタッフできてたイベントを見ているからこそ、ここに関しても「敷居を下げたい」ってことなんです。キャラ持ちでもちゃんとキャラ出す時間は確保しますから、スタッフとしてやってみませんか?
私を中心にはなりますが、形成したチームでイベントの運営をやっていければいいんじゃないかな?
あとこの方法のメリットとしては、同じチーム内に「こういう企画やりたい」とか「こういうの楽しそう」といった発案者がいれば、それも動き出しから催行までが一律同じ運営でやって行けるってことです。つまりおなじチームにいればイベントを作ることも体験できますし、敷居の高さを意識しないで済むのではないかと思うのです。
これも少しずつ動き出して行く必要がありそうですが、どういう動き方をしようかちょっと考えなきゃいけなさそうですね……。
ケモノ文化を通じた地域活性化
これは野望です。正直できるかは分かりません。
今回里山獣聞録号を運行した小湊鐵道はイベント列車運行の1か月前、「地域交通のあり方」について議論が必要と判断されたローカル線です。
地元市原市に支援を要請するなど財政状況は芳しくなく、報道の中では巨額の費用を投じる必要を考えると一部区間の廃止等も検討する必要があると記載があります。
今回の貸切の費用のうち、どれだけが利益になるかはわかりません。
しかし乗る人が少ないローカル線だからこそ、今後のあり方を見直した時廃止まではあっという間になります。
おそらく次回以降も小湊鐵道でやるというのは私は決めていますが、もし継続できるなら市原市にも掛け合ったりしてみて、市原市の施設でイベントを同時開催してみたり、キャラクターと一緒に小湊鐵道沿線を盛り上げることができれば……と思うのです。
スケールどこまで大きくなっちゃうの……?って話ですよね。
でも先を見据えるってこういうことでもあると思うんです。
イベントをやると決めた以上、その場しのぎじゃなくて次回やその次を見据えて、というのは必ず頭にないといけません。1度限りのイベントはたしかに盛り上がるけど、それを継続することでもっと意味や価値が生まれると思うので。
JMoFが豊橋に根ざしたのと同じように、いつかは……って感じです。
無謀だけど面白い、やってみたい。
そんな感じです。真面目に企画とか主催に向き合っている私ですが、界隈歴半年未満という立ち位置だからこそきっと突飛な発想ができる部分もあると思うので、色んな人の意見は聞きながら、ゆっくりじっくり成長できればと思います。
長文になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
企画屋として今思う
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